Googleは「抜け駆け」している?SEO関連トラフィックがGoogleに集中している疑惑
21年7月末、Twitterで興味深い議論が起きました。
それは、「GoogleがSEO・SEM関連のトラフィックを自身のgoogle.comに誘導しているのではないか」というものです。
SEOマーケティング企業Zyppyを運営するCyrus Shepardは先日、このチャートをTwitterで共有しました。
このツイートでは世界トップクラスのSEO/SEMブログとGoogleブログのトラフィックをチャートで比較しており、全体的に下降気味にもかかわらず、Googleのみが右肩上がりの状態にあることを指摘しています。
この意見に対して、SEOマーケターであるPatrick Stoxは、トラフィックチャートやポジションチャートを共有し、そのトラフィックの推移が懸念すべきものではないと批評します。
悪意がないとしても、唯一そのアルゴリズムを掌握しているGoogleが参加することへの倫理的・法的懸念を示すCyrusに、John Muellerが「Googleがトラフィック獲得のためにショートカットしたわけではない」と返信しました。
これに対してCyrusは、公式コンテンツ自体が問題なのではなく、非公開のアルゴリズムを完全に掌握した世界最大の検索エンジンの運営会社が、自分自身を検索上位にランキングすることに倫理・法的な懸念があると反論しました。
こういった懸念自体は新しいものではありませんが、SEO関連のマーケターやSEOブロガーとしては一考に値する問題です。
Googleはどこまで自信をランクインさせることが妥当なのか?今後、この議論の動向に注目しましょう。